Talk Trip

私が今までに、ヨガを通じて出会ってきた
人たちと
サスティナビリティについて考え、
それを言葉で伝えていく場所です。
ここでの対話から受け取った言葉や想いが
誰かの栄養となり良いエネルギーに
なればと思います

Vol.2 荻野 淳也 さん Mindful leadership Institute

荻野先生との出会いは、私がMiLI(Mindful leadership Institute)主催のSearch Inside Yourselfプログラム(通称SIY)を受講したことでした。
ヨガを学び始め、瞑想を知り、瞑想を学ぶため、ヴィパッサナー瞑想合宿へ参加したり、ワークショップへ参加したものの、瞑想を言葉にして誰かへ伝えることが難しいな、と感じてました。その頃、スピリチュアルな方向からでなく、科学的に理解するのが好きなわたしはSearch Inside Yourself という本を読み、Google社が開発をしたマインドフルネスに基づくプログラムを日本でも受講できるということを知り、すぐにMiLiへ申し込みをしました。
私の中の、マインドフルネスや瞑想の、ぼんやりとした曖昧なものを、明確にしてくれたのが荻野先生でした。

2018年 私が受講させていただいたSIY

Google社でも開催されているSIY(Search Inside Yourself)を
日本で受講できるパブリックプログラム、MiLIの代表理事を務める荻野さんとマインドフルネスの出会いを教えてください。

2005年の夏の終わりの週末、神楽坂にあるヨガスタジオで、ヨガと瞑想を受けた後の身体の感覚に衝撃を受けて、今思うとその状態がマインドフルネスだったんだと思います。
その頃は、外資系のコンサルタント会社で働き、忙しく過ごしていた時期で
その日の瞑想で体験した身体と心の状態(マインドフルネスな状態)が
仕事の良いパフォーマンスをキープできると感じました。
それからマインドフルネス瞑想を続けていくにつれて、気づいた状態(マインドフルネスな状態)のリーダーが増えることで社会は良くなる、という確信がありました。弱肉強食の資本主義では、人は幸せにはなれないと思うんですよね。
それから自然な流れで、現在のマインドフルネスを社会へ広めることにつながりました。マインドフルネスを日本の社会に実装し、学校や自治体でも当たり前になるのが理想ですね。

TokyoMidTownで開催された Park Meditation
500名程の参加者とマインドフルネスメディテーションを

ライフスタイルや在り方からも、マインドフルネスを伝えてくれている荻野さん。
プライベートではトレイルランニングをされていて、国内外のレースへも出場し、MiLiでは、マインドフルトレイルランニングのイベントの開催も。

走ることは瞑想と同じで、調うと感じるから続けています。
人生100年時代と言われていますよね、僕は人生120年を目指してるんですよ。
そのために、コンディショニングを調えることを目的に走ることを習慣にしてます。ランニングをして、適度に骨を刺激をすることで、若さを維持するメッセージ物質が体内から分泌されるんですよ。脳を活性することにもなりますし、体内年齢を保つためにもマインドフルなランニングが良いと思い続けています。
トレイルランニングは、僕にとってスポーツというよりもライフスタイルですが
自然の中で走ることは、それだけで気持ちいいし、怪我もしづらくからだにも優しい。100マイル制限時間46時間のレースでは、2回夜を越すこともあるのですが、夜の森の感覚が好きで、段々と前後の人との差がつき、森の中を一人で走っている時もある。レース中、香りや空を楽しんだり、木の下で瞑想をして、また走り出すマインドフルネスに五感を使って走るトレイルランは、僕を調えてくれています。

鎌倉で開催された、
禅とマインドフルネスの国際カンファレンスZEN 2.0

コロナを経験した今こそマインドフルネスが必要なとき

予測できないことが起こる時代、どんな状況へ変化しようと、心は静かに過ごすための、心の筋トレが必要だと感じてます。
相反する考えも受容して、前に進んでいく事が僕の思うマインドフルネスなライフスタイル。スローライフ、オーガニック、ベジタリアン、ヴィーガン、いろんな表現があるけど、内面のオーガニックさを耕す余地があるのではないかと思います。
心配事や不安があったり、心の中はゆったりとしていない状態の人も少なくないのではないかと。今ここ。に安心してくつろいでいて、あるがままを受け入れる、批判や批評なしに、異なるライフスタイルの人も受容する。
そんな考え方が大事になってくるのではないかと思います。
コロナを経験した今、分断や差別が加速するかもしれないし、
新しい流れに対応できる人、元の形へ頑張って戻そうとする人、そうでない人。異なる考えも受容して前に進んでいくマインドフルネスなライフスタイルが、今必要なんじゃないかと感じています

2020年ニュージーランドで開催された
100マイルレースを完走

荻野さんの話を伺って、コロナウイルスの感染拡大で、私たち一人ひとりが、ライフスタイルの変化を余儀なくされていると感じています。
世の中がガラリと変わることが起こり、わたしたちが大事にすべきことの底辺が透けて見えてきて、大切にすべきことがシンプルになったように感じています。
荻野さんのインタビューから、今こそ人と地球へ愛と敬意を持ったマインドを養って、それ行動にできたなら、幸せな循環ができるのではと感じました。

荻野 淳也

慶応大学卒、外資系コンサルティング会社勤務やベンチャー企業のIPO担当や取締役を経て、リーダーシップ開発、組織開発の分野で、一部上場企業からベンチャー企業までを対象にしたコンサルティング、トレーニング、エグゼクティブコーチングに従事。
ミッションマネジメント、マインドフルリーダーシップ、マインドフルコーチングという軸で、リーダーや組織の本質的な課題にフォーカスし、リーダーや組織の変容を支援している。Googleで開発されたSIYの認定講師。
慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科・研究員
書籍は「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方」(日本能率協会出版共著)、監修・解説として「マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命」(サンガ出版)「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」(ジェームス・ドゥティ著 プレジデント社)など多数。

□ 著書

マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる―脳科学×導入企業のデータが証明!(かんき出版)
心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方すき間時間で始めるマインドフルネス(文響社)

□ MiLi (Mindful leadership Institute)

世界中の数々の有名企業へ導入実績があるSIY(サーチ インサイド ユアセルフ)を始め、それぞれ企業にあったマインドフルネス研修を提供
https://mindful-leadership.jp/

□ Wisdom2.0 japan

2009年 サンフランシスコでスタートしたWisdom2.0
マインドフルネスやメディテーション、コンパッションがなぜ現代に必要か、人類、地球のあり方を伝える社会的カンファレンス
https://wisdom2japan.com/