Talk Trip

私が今までに、ヨガを通じて出会ってきた人たちと
サスティナビリティについて考え、それを言葉で伝えていく場所です。
ここでの対話から受け取った言葉や想いが
誰かの栄養となり良いエネルギーになればと思います

Vol1. TRANSIT 副編集長 菅原信子さん

仲良しのご近所さんであり、週末の早朝ヨガへながく通ってくれている生徒さん。
凛とした花のような存在、透明感のある空気をまとった彼女の口から出る言葉に
ハッとさせられたり、ふむふむと学ばされたりしています。
世界中をあちこちと旅し、インスピレーションを受け、感じたことを
美しい本というかたちで世界を伝えている彼女に、サスティナビリティについて聞いてみたくなりました。

必要以上に所有せず、身軽に。
あるものに感謝をし、こころを満たすことで自分の中の豊かさを感じて生きたい。

ここ最近よく耳にする"サスティナビリティ"
日本は取り組みが遅れているとよく目にするのだけど、では世界はどうなのか。
ご近所だけど会えない今、スカイプの画面ごしに尋ねてみた。

菅原さんがサステナビリティを意識するようになったのは
取材で訪れたネパールのエベレスト街道。
美しい景色を見せてくれる一方、厳しさも見せるこの大自然の地で
自給自足の生活を営む少数民族の方々と過ごした時間が
暮らしとの向き合いかたを考えるきっかけとなったそうだ。

毎年何千人もの登山者がエベレスト山頂を目指し訪れているネパール
標高4000mのエベレスト街道から眺めるエベレスト

沿道沿いに暮らす人びとの生活道であり、世界中から訪れる登山客のため
エベレスト街道にはシェルパ族を始めとした少数民族の人たちが
物資を運んだり、ガイドをしたり、ロッジを営んだりして生活しています。
彼女もシェルパ族のガイドさんに案内してもらい撮影と取材を。

物資を運ぶロバたちがたえず行き来するエベレスト街道

標高4000mへ向かう8日間をシェルパ族ら現地のみなさんと共に過ごした中で、
取材班が楽しんで良い取材ができるようにと、つねに思いやりをもって行動してくれたことが
心に大きく残っているのだそう。
彼らの行きつけの美味しい食堂を教えてくれたり、学校を案内してくれたり
リフレッシュできるよう美容室へ連れていってくれたり。
久しぶりに頭を洗ってもらえた時はどれだけ嬉しかったか!と話してくれた。

ナムチェバザールで食べたダルバート。
標高3500m地点高度に体を順応させるためここで2日間過ごすのだそう。
市場には街のようにレストランや美容院など旅をリフレッシュできる施設も。

山道で行き交うガイドやポーターさん同士も立ち止まって挨拶をし、お互いの近況話を楽しんだり
若いポーターさんを育成している姿や、家族のようなあたたかい連帯感や助け合う姿にも心が温まったのだと教えてくれた。

衝撃の量。これを担いで物資を高地まで届けるのだそう。

便利で清潔な東京の暮らしとはかけ離れた8日間。
ルーツや家族を大切にし、必要とされていることに取り組み
質素ながらも心豊かに生きているシェルパ族の暮らしや、思いやりを持った姿勢にありがたさを心から感じられたのだそう。

東京はモノや情報があふれていてそれも楽しいけど、
自分の中の豊かさに心を向けること、思いやりを持つことが
彼女が考えるサスティナビリティの1つなのだそう。

菅原さんは平気だった足がすくむような吊り橋

身に纏う衣服や、美味しい食事、快適な住まいは、日々わたしの心を鼓舞してくれる。
わたしはそれを楽しむことが好きで、そのためにお買い物をするのもやめないだろうし
同時に地球の循環にも目を向けちゃんと行動できる人でありたいとも思っていて、
この正反対の特徴のどちらも気に入っている。
行動が地球と人間に"思いやり"があるかどうか、彼女のように考えを巡らせたい。
今はまだ、わたし1人の小さな心がけでも、将来何かを生み出してくれるその日が来ると
心密かに待ちながら、わたしらしさのある良い循環を生み出す生き方をしたいと思うのです。

菅原さんが言葉にしてくれた感じたことが、みなさまの日々を明るくしてくれますように!